一社労士の「芽」

働き方改革プッシュ型⽀援プロジェクト開始

9月半ばから、働き⽅改⾰推進⽀援事業の大きな柱である「プッシュ型⽀援プロジェクト」が始まりました。

働き方改革推進支援事業は、中小企業の働き方改革をサポートするために、社会保険労務士を専門家として中小企業に無償派遣する厚生労働省の事業です。

私も昨秋に派遣専門家登録し、毎月コンスタントに中小企業の事業所や労働局、ハローワーク等で相談員をしてきました。今春、昨年に引き続き派遣専門家登録をしましたが、コロナ禍で現在のところは未稼働です。

そのような状況の中、支援事業自体もおそらく様子見が続いていたのですが、先月半ば頃からようやく今年度事業が本格的に動き出したようです。

今年度の事業で大きな柱とされているのが、冒頭で挙げた「プッシュ型⽀援プロジェクト」です。働き方改革推進支援事業は、商工会等の中小企業団体や地元密着の金融機関からの紹介で、ある程度の結果を収めてきましたが、事業の認知度はなかなか上がりません。
そこで、支援対象である中小企業に直接働きかけて支援の利用を勧める、という方法も採ることになりました。それが、「プッシュ型⽀援プロジェクト」です。

具体的には、9~12月に全国の中小企業に宛ててDMが発送され、まず郵送でこんな事業がありますよということをお知らせします。その後、私達派遣専門家が各企業に個別に電話をかけ、事業の紹介、概要の説明、無償支援を受けられること、をお話します。ご案内の結果、支援を希望の場合、訪問支援のスケジュール調整をします。

あくまで相談ですので、課題の発見・明確化、解決策の提案、各資料のご案内、であり、例えば助成金申請や就業規則作成・改訂等はできません。ただし、「何から手を付けたら良いか分からない」というところからは脱することができます。

現在ですと、コロナ対策を含んだ在宅勤務推進やテレワークのためのIT化推進がタイムリーでしょうか。(テレワークのより具体的なご相談は総務省テレワークマネージャーへ。)

「厚生労働省の~」という電話が掛かると、支援事業の認知度が高くないこともあり、「何だろう?」とドキッとしてしまうと思いますが、業務改善のための資金や人材や情報に困る中小企業の皆さんにぜひ活用して頂きたいので、まずお話を聞いてくださいね。

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