一社労士の「芽」

ヒアリング能力を伸ばしてみようか

先月末で無事にコンサル案件を離任しました。
ハードでしたが学びも多かった約4ヵ月でした。

メンバーのポジションで自身の担当分野とは言えコントロールできる範囲は限られるのが難しかったですが、その中でヒアリング能力の大切さを再認識しました。

ここで言うヒアリング能力は「傾聴力」だけでなく、そうやって否定なく聴き取ったことを正確に分析できることを含みます。
相手方の要望を正確に読み取り判断し、相手方も明確にできていなかったことを言語化することです。

文章に起こすと「当たり前のこと」ですが、意外とこれができていない、またはでききれていない。
自身もメンバーも含めてそう感じました。

それは対顧客でもありますし、メンバー間でもありますし。

意思を汲み取れていないと不満を蓄積させるだけでなく、例えばサービスの仕様書(提供する仕事の範囲や水準に関する合意書)にも影響します。
いわゆる「言った、言わない」「聞いた、聞いてない」の不毛な論争に発展し、信頼にヒビが入ります。

本来、それを避けるために契約書や仕様書、覚書という形で言語化するんですけどね。
そのような事態になると逆に「書いてないからうんぬん・・・」となります。
もちろんすべてを一言一句文章化することは不可能ですから、「相手の真の望み」をいかに拾うかに掛かります。

一見すると、自陣の都合ばかりを押し付け、言いたい放題言ってるようでも、一歩退いてみるとメンバーを守りたいリーダー職の親心だったり、自社の担当社員の負担をできるだけ軽減したいがための発注だったからという当初目的の再確認だったりします。

そこを最初からどれだけ丁寧に拾えるか、または意見交換の中でどうやって修正し差異を埋め自他ともに納得させることができるか、です。

ここまで書いてきて思いましたが、これを総合的に表すとPR(パブリック・リレーションズ)ですね。
PRのベースには双方向コミュニケーションがありますから、ヒアリング能力がスタートにはありますが。

【参考&お勧め】

井之上ブログ
PR(パブリック・リレーションズ)について、身近な事例で学ぶことができます。

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