一社労士の「芽」

「労働者」としてリスキリング支援を受けてみて

派遣会社のリスキリング支援でGLOBISの講座を受講しています。

自身の専門分野は労務分野と税務寄りの財務会計ですが、以前より営業活動を含むマーケティング分野には関心があると同時に「弱み」と認識しているので、学べるチャンスと思い受講することにしました。

スキルアップやキャリア形成のために、二十代の頃から社会人学生としての大学通学を初めとして、継続的に社会保険労務士資格の受験勉強や、自身の専門分野・周辺知識の継続学習(リカレント教育)を続けてきましたが、似たものであるリスキリングは勤務時代に受けたことがなく、初めての受講をしているところです。

派遣会社の教育支援なので、指定ラーニングパスという方式で、習得したいスキルのためにプログラムされたコースを受講します。私が選択したのはマーケティング事務のスキル習得のためのコースで、PowerPoint、Word、Excel、の基本操作を学ぶ単元から始まり、「マーケティングとは」というようなマーケティングの基礎知識やマーケティング指標などを学んだ後にフレームワークを学びます。

正直、Excelなどの単元は今現在でも十分にスキルがあるので、新たに学べたことは少なかったですが、マーケティングを「学び」ではなく「仕事」として携われるようになるためには、分析などにビジネスツールを高度に使いこなせることが必要なので、コースに組み込まれているのだと理解しました。

講義の形式はアプリを含むWEB学習ですが、単元ごとに習得度を問うクイズがあったり、各単元受講後に実生活で具体的に考えてくださいという考察コーナーがあったり、なかなかよくできています。同じ単元を学んだ人の考察を見ることもできるので、気付きがあり学びを深めることができます。

また「今っぽい」のはAI先生から考察に対する講評を受けることができることです。AI先生なので講評にぶれがなく、こちらも学びを深める助けになっています。

これまでTOC理論に関する書籍を読むことや自主研究会などでフレームワークを学んだこともありましたが、今回体系的に学ぶことができたので知識の整理に役立ちました。とは言え、各フレームワークの名称までは記憶し続けられるか心配ではありますが。

まだ受講途中ですが、各単元受講後の考察でだいぶ論理的思考をできるようになってきていると感じています。元々、論理的思考ができる方ではありましたが、さらに成長できているようです。また、受講しているコースの目的であるマーケティング事務のスキル習得だけでなく、社会保険労務士としての仕事の柱のひとつにしているBPRにも学んだフレームワークは役立つと考えています。

私個人の感想では、リスキリングは国が推奨するに値しますし、多面的な成長(現存スキルを伸ばす、新しいスキルを習得する、思考能力を成長させる)を期待できます。

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