一社労士の「芽」

エンタメ業界の今後の形を見た

10月11日(日)、「ONE OK ROCK 2020 FIELD OF WONDER at Stadium Live Streaming」に参戦しました!

コロナ禍でエンタメ業界も大きな影響を受け、これまでのやり方を根本から見直していかなければならない状況になっています。
提供するサービスの形態が「3密」を前提にしたものなので、この半年は業界で仕事をする多くの人たちにとって厳しいものでした。
音楽や舞台が例としてよく取り上げられますが、ライブであるからこその感動や一体感が提供物なので、「場」を共有できなければその価値が下がるのではないかというのが、一番のネックでした。

YouTubeの生配信もメジャーにはなりましたが。

そのような状況下で、いわゆる私がガチ勢であるONE OK ROCKが初めてのWebライブを開催しました。
YouTubeライブではなく、視聴チケットを購入して専用サイトで視聴するという形です。
ライブにこだわり、テレビ出演をしないことで有名なバンドですから、ファンの購買行動はどうなるかということも、とても関心がありました。

結果ですが、世界中のファンが11万人参加したそうです。同じ規模の集客数(2日で11万人)だった「渚園」は伝説と呼ばれていますから、大成功だったのではないでしょうか。

確かに、「いつものライブ」のように、ファン同士で肩を組んでヘドバンしたり、声を合わせて歌ったり、という「ライブならではの一体感」ではありませんでした。
しかし、配信ライブで無観客だからこその多くの工夫が凝らされ、視覚的にとても楽しめました。通常のライブではカメラが演者にぎりぎりまで寄って画を撮るとかないですからね(笑)

配信ライブならではの視聴しながらのチャット参加があり、また抽選で選ばれたファンとのコラボレーションがありました。翌日である今日から木曜まで、アーカイブで再びライブを楽しむこともできます。

もうひとつ、多くのファンにとって大きかったのは「抽選会落選がなかったこと」です。
人気アーティストは昔ながらの「早い者勝ちのチケット争奪戦」ではなく、「抽選会での購入権獲得」という形を取ることが増えています。
何年もファンで毎回抽選会に参加していても1回も参戦できていないという人が結構いるんですね。

今回はWebライブなので、会場キャパシティーは関係ありませんから、参戦を望む人全員がチケットを購入できました。実際、「初参戦なんです!嬉しい!」という人をYouTubeオフィシャルチャンネルのコメント欄などで多く見かけました。

今後、いつになるかは分かりませんが、コロナが終息しライブをできるようになったとしても、Webでの参戦をできるようにすることもありだなと思いました。
キャパシティー関係なく参戦できること、Web視聴チケットが通常より割安だったこと、翌日にはアーカイブで再びライブを楽しめること、は大きなメリットです。
「ちょっと気になるから1回観てみたい」といういわゆる「新規さん」を獲得するチャンスにもなり、ビジネス的にも注目です。

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