一社労士の「芽」

地域通貨も電子マネーの時代~せたがやPay

景気が停滞・後退すると、地域商品券や定額給付金、減税等で経済活性化がされてきました。
コロナ禍となってからも給付金・助成金を中心に施策がされています。
私の住む地域では、低所得世帯や母子家庭には食物を直接配給することも行われたようです。
数々の施策を見ていて、そういえば今回は商品券の全世帯配布はないなと思っていました。

コロナは物を媒介して感染するので「紙」である商品券は選択肢に上がりづらいのかもしれません。
この状況下になってから、電子決済がいっそう推進されるようになった印象がありますしね。

家計応援という観点ではありませんが、地元のお店応援という観点の「せたがやPay」というキャッシュレス地域通貨を知りました。
3月9日まで飲食店応援キャンペーンとしてポイント還元を行っていたようです。

現在は飲食店応援キャンペーン第2弾が始まっています(令和3年4月1日(木)~5月31日(月))。
公式サイトの「お知らせ」には掲載されておらず、アプリをダウンロードして利用開始するとキャンペーンについて確認することができます。

また、電子決済をまだ導入していない世田谷区内の中小企業・小規模事業者にもお勧めです。
お勧め理由
・初期費用が無料
・運営手数料が無料
・決済手数料が令和4年3月31日(水) まで無料
・決済代金の振込先を指定金融機関にすると、振込手数料が無料

せたがやPayはQRコードをアプリで読み取って決済するので、専用の端末を用意する必要がありません。
初期投資が不要なだけでなく初期設定も不要なので、ITが苦手な方もこれまでの現金決済と同じ感覚で気軽に利用できます。
小規模事業者は家族経営が多く、事業主がご高齢なことも多いですから、手軽さは重要です。

今後ですが、「紙」の商品券に代わる振興事業としての利用や世田谷区の行政ポイント付与等が考えられているようです。
電子マネーの特性である運営コストのリーズナルさやタイムリーさは、区の施策として有用ですね。

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